「ホームページで失敗した人、手を上げてー!!」
んー、結構上がってますねー
失敗した人のほとんどがホームページが失敗したというより、ホームページの制作会社選びを失敗したのではないかと思います。
あー、なんでこんな業者を選んでしまったんだーと後悔しても後の祭り。
「失敗は成功のもと」
でもホームページでの失敗はやらなくていい失敗です。
業者選定のコツをちょっと知っているか知らないかであなたも失敗しなくて済みますよ。
失敗しないホームページ制作業者の選び方で調べてみた
実際に「失敗しないホームページ制作業者の選び方」で検索しました。
そうするといろんなホームページ制作業者さんが同じように失敗しないための情報を発信してくれています。
おっと、その中に「失敗しない屋根修理業者の選び方」というのが検索結果にひっかかってきてる。
気になる、むしろそっちの方が知りたい・・・
ですが、屋根修理はまた別の機会に紹介するとして今回は「ホームページ制作業者の選び方」をご紹介。
まずは他制作会社さんが失敗しないホームページ制作業者の選び方を紹介しているものを上げてみました。(どこの会社が言っているかは伏せます)
するとなかなか面白い選び方が紹介されていました。
「そりゃ制作実績の数だ」ってゆうてる
制作実績の数を出せるということは経験値が大きい、また実績の数だけでなくその地域での数も大切、と書いてました。
アツメキは制作の実績数なんて大事ですか?って言っちゃってるのでここの会社から見れば、失敗する業者の部類にいれられてしまうのでしょう。
でもね、すでに失敗している人の多くは制作実績数の多い業者で作成していることがほとんどなんですよ。
だって制作実績なんて営業マンをかかえて、仕事を大量にとって、大量の案件を自分で仕事をとることができないフリーランスの人たちを集めて、数をこなせば必然的に制作実績は増えていきますからね。
なんでそんなに詳しいのかって?
それは私自身がそういう会社から仕事をもらっていた時期があったからです。(独立したての頃)
制作実績は確かに1つの材料になります。でもそれって数じゃなく、質が伴って初めて意味のあるものなんです。
「SEOの順位に決まってるやん」ってゆうてる
ホームページの業者なんだから「ホームページ制作」で上位をとってるかどうかが大切だろと言ってます。この会社はなんと「ホームページ制作」というビックワードで上位表示されているようです・・・ん、2007年?8年も前の実績ですね。もう確かめようもありません。
SEOで上位に表示されているお店がいいお店ですか?ユーザーは一番上に来たからという理由で選ぶことも多いかもしれません。
でも1位に表示されている整体院さんが一番腕がいいのか?と言われるとそういうわけではないですよね。
自社のSEOに必死こいている間にクライアントさんのSEOをしっかりやってあげた方が実績につながりますよ。
「プログラミングのエラーがあるかどうか」ってよくわからんことゆうてる
なんだか専門的なこといってますね。htmlのエラーがでるようなところは技術がないところだからやめた方がいい。ってことですね。
これは確かに一理あるかもしれません。とんでもない作り方をしている業者も多いので、そういうところで良い会社はあまりみたことがありません。
でも、エラーが出ない作り方をしている会社が良いのか?と言われると疑問です。それは技術力の証明にしかなりません。
クライアントさんが望んでいるのは目に見えない技術より目に見える成果です。
参考程度にチェックするのは良いですが、それをみても制作の専門知識がない人が判断するのはちょっと厳しいんじゃないかと思います。
「一緒に戦略を考えてくれるかどうか」ってゆうてる
これは素晴らしいですね。一緒に戦略を考えてくれる、成果を出すために考えてくれる、そんな会社はきっと良い会社ですよね。
ここもきっと良い業者さんのはずだ、制作実績をポチッと・・・
「なんじゃこりゃー、キャッチコピーが弱い、構成力も弱い」これは絶対成果でてないな。
一緒に考えてくれてもその業者にマーケティングの知識やノウハウがなければダメなんですね。
こうして調べてみると「失敗しないホームページ制作業者の選び方」の情報を提供している業者で良い業者がなかった・・・
こんなことならホームページの知識ない経営者さんが業者の選びを失敗しても仕方がないですね。
実際に制作行者選びを失敗してどんなことになったのか実例を見てみましょう
よくある業者選定の失敗例
素人に毛が生えたようなレベルのホームページができあがった
これは最悪です。
中学生に毛が生えたではなく、素人に毛が生えたレベルですよ。
そんなこと本当にあるの?って思うかもしれませんが、私は何度も見てきました。
何十万、下手をしたら数年間で何百万円払って作成されたサイトが明らかにレベルが低い、というより素人といってもいいんじゃないかというようなものです。
極端な例でいうと、ホームページビルダーで作成されてたなんてこともありました。(ホームページビルダーとは専門知識がなくてもホームページが作れるというソフトでプロが使うものではありません)
デザインも低レベルで、専門学校卒業したてのデザイナーよりも質が低かったりします。
もちろんデザインの質が低くても集客できればいいのですが、当然そんなサイトですからデザイン以外の中身の作り方もボロボロだったりします。
言ってることと出来上がってるものが違いすぎる
これは営業マンが提案してきて契約した時によくある失敗例です。
営業マンは仕事を取るために必死です。だから、契約内容にないことまでその場限りで言ってしまうこともあるようです。
「検索で上位表示できますよ」
「スマートフォンにもしっかり対応しますよ」
「全部自分で更新できますよ」
実際に出来上がってみると、思っていたものと違い、上位表示もしない。
営業を問い詰めると、「言ってません、契約書にも書いてません」と言われ大抵の人はそのまま泣き寝入りすることに。
僕なら即訴えるレベルです。
契約終了後ホームページまで消滅・・・
ときどきあります。その業者と契約が終了するとホームページもなくなってしまうなんてことが
契約書を読んでないあなたが悪いと言われてしまったらそれまでかもしれませんが、初めてホームページ作る人には業者にそういうもんなんです。といわえれたらそうなのかなと思ってしまうのも仕方がないですよね。
でもホームページって資産なんです。
がんばってページを増やしていっても、その業者と契約が切れたらなくなるなんてありえません。
ホームページを作る時は必ず解約時にはそのホームページがどうなるのかというのを確認しておきましょう。
ホームページ制作することが目的の業者を選んでしまった
これは業者が悪いというよりは選んでしまって人にも問題があります。
なぜなら、ホームページの制作業者がすべて集客、マーケティングに長けているわけではありません。
数ある業者のうち多くの場合はホームページを制作することを仕事にしているんです。
だからその業者に依頼しても、きれいなホームページは間違いなく作ってくれるかもしれませんが、集客できるホームページを
作ってくれるわけではないからです。
そもそもの目的が最初から違っているんです。
ただ、こういった業者さんは技術も持っていて、対応も良いことが多いので、第三者に集客の専門家をいれることで、
「制作・集客・経営」といった3者での役割分担が可能になります。
私もこの中の「集客」の部分だけをお願いされることが多いのですが、伝えたことを的確かつスピーディーにやってくれる業者さんと
組めた時はいい結果になります。
業者選定に専門的な知識なんていらない
SEOやらhtmlやら、そもそもホームページ制作業者を選定するのにそんな小難しい専門的な話はいらないんです。
制作実績だってそれいいかどうかなんて普通の人には判断つかないんですよ。
見た目に良いか悪いかの基準なんて曖昧で、見る人によって変わります。
そんな流動的なものではなく、経営者であればわかる6つのポイントだけ確認することで、失敗しないホームページ制作業者を選ぶことができます。
失敗しないホームページ制作業者の選ぶ6つのポイント
1.提案してきているのは誰ですか?
あなたにホームページの提案をしているのは誰ですか?
もし、制作会社の営業さんだとしたら気をつけた方が良いかもしれません。優秀な制作会社ほど単独で営業職はおいてないからです。
大抵は社長自らが営業も兼任したり、制作ディレクターが提案まで行います。
営業の役割は売上を上げることなんです。私も営業をしていたからわかるのですが、常に自分の数字を上げることを考えているんです。
そんな営業マンが提案するホームページがあなたにとって有益なホームページでしょうか?
実際ホームページの集客について詳しい営業マンに出会ったことはほとんどありません。
いたとしてもそういう方が大抵、大手企業を相手にしています。
もし、あなたにホームページを提案しているのが営業マンだっとしたら失敗する可能性が高いです。
逆に制作ディレクターや社長自ら提案に来ている場合は少し安心してもらえれば良いかと思います。
2.契約に期間の縛りはありますか?また契約を急がせますか?
インターネットでの集客は日進月歩で進化しています。だからこそ定期的に改修していったり、ときには完全リニューアルをすることも必要になります。
例えば、4年前までスマートフォンのサイトを持っている人なんてほとんどいませんでしたが、今では持っていない方がおかしいと思われるくらいになっています。
そんな中ホームページのリニューアルをしたくても契約期間が5年とかになっていて、契約終了まで料金を払い続けないといけないといった契約をしてしまっている方を結構見かけます。そしてリニューアルしたくてもすぐにできず、集客もできない。といった悪循環に陥っています。
ホームページの契約に期間を縛るなんて考えられません。それは集客できないと言っているのと同じだと解釈してもらっても良いでしょう。
それと同様に契約を急がせる場合も注意が必要です。
「今、契約をしてもらったら◯◯が無料です」とか「地域限定なので今契約しないと競合他社が契約しますよ」なんて言ってくる場合は要注意!!
ホームページって大きな買い物です。
絶対焦って契約したらダメなんです。逆に焦らせたり、特典をチラつかせて契約を取ろうとする業者をあなたなら信用できますか?
3.あなたの業界の知識がありますか?
他業種同様ホームページ制作の業界も専門特化の波が来ています。「◯◯専門 ホームページ制作」というふうにあなたの業界に精通している制作会社の方があらゆる面で話が早いです。
同じ業種の制作を専門でやっているということはそれだけその業種での成功事例やノウハウがたまっているでしょう。
業界によっては打ち出してはいけないものや広告のガイドラインにひっかかる場合もあります。
例えばうちは治療院さん専門でホームページ制作と集客をやっているので、どんなキーワードが集客できるのか?こんな文言をいれたらYahooのPPC広告のガイドラインに抵触するとかあります。業界の専門用語やその業界の最近の流れなどを一から説明するなんて大変ですよね。
専門でやっている業者であればそういった業界独自のことも説明する必要がなくなります。
ただし、気をつけないといけないのが本当に専門でやっているのか、という点と集客までやっているのかを確認する必要があります。
営業的に優位になるために◯◯専門って言っているけど実際はいろんな業種のホームページをやっている。というような場合があります。
それだとほとんどその業種のノウハウはないとおもいますので、専門だからといって選んでしまうと失敗してしまいます。
4.制作実績ではなく成果実績を提示してくれますか?
業界専門であれば、当然その業種専門の制作実績を見せてもらえるはずです。ただ、制作実績だけみても仕方がありません。そのホームページで
何名くらい集客ができているのか「成果実績」で提示してくれる業者でないと意味がありません。
ここで知りたいのは実際に個別の案件で何名成果を出しているのかということではなく、「クライアントの成果を把握している業者」だということを確認するために必要なんです。
ときどき、電話で営業をされている業者さんで「◯◯◯」で検索したら1位に来るサイトうちが作ったサイトなんです。上位表示してるので集客もできています。って言われる方に「じゃあ、そこは毎月平均何名獲得できてるんですか?」って聞くと「そこまでは把握していません」って言われる営業さんがいます。
数字は把握してないけど集客できています。なんて言われても説得力がないですよね。
5.あなたの意見にNOと言ってくれますか?
集客に本当に必要なものとクライアントさんがやりたいことが必ずしもイコールとは限りません。話をしていく中であなたの要望を伝えたときに、集客につながると思えないものやマイナスになるものに関してはしっかりとNOを言ってくれる業者さんを選んでください。
もちろんそのNOの理由があなたが納得いくような答えである場合に限りますが、なんでもYESをいう業者が良いわけではありません。
NOをいう限りは妥当性のある理由と場合によっては対案を出してくれるかどうかが見極めのポイントです。
クライアントさんが言っていることを全て実行するだけの業者だときっとそれほど大きな成果は見込めないでしょう。
6.生理的に受け付けますか?
担当のことが生理的に受け付けますか?
なにそれ?って思うかもしれませんが結局、集客していこうと思うと先生と密なやりとりが必要不可欠です。そのときに担当者が生理的に受け付けなかったら苦痛ですよ。
↓こんな人嫌でしょ↓
「集客してくれるならどんな人でもいいよ」っておもうかもしれませんが、合わない人と一緒にやっても集客できるとは思えません。
弊社も「お金くれるならどんな人のホームページでも作る」っていうスタンスではやっていません。
「一生、応援したい」と思える人のホームページだけ作りたいです。
その担当者が「生理的に受け付けるかどうか」これも立派な見極めのポイントだと思います。
やっぱり誰かに紹介してもらうのが一番。できれば同業他社からの紹介
以上、失敗しないホームページ制作業者選びの6つのポイントをあげてきましたが、この6つを契約前にすべて見極めるのは至難の技です。
なのでなんだかんだいってもすでに同じ業界でホームページを作成して集客ができている人のそこのホームページの業者さんを紹介してもらうのがいちばんですね。