仕事でアクセス分析を行っている人間にとって重大な発表をYahooが行いました。2015年8月からYahooJAPANをSSL化するとのことです。
なんだSSLって?
入力されたものを暗号化する
SSLとはセキュアソケットレイヤーの略で、正式名称はどうでもいいですが、用は入力された言葉は暗号化されますよってことです。
これはネットショップのクレジット入力や個人情報を入力するときに通常行われることで、SSL化された情報は第三者にはわからなくなります。
GoogleAnlayticsの検索キーワードに(not provided)となるのはこれが原因
GoogleAnalyticsでオーガニック検索のキーワードを見たときにほとんどの場合1位が(not provided)となっていて大多数の検索キーワードがなんだったのかわからなくなっています。
なぜかというとこれはGoogleが検索ページをSSL化したことで入力されたキーワードがなんであったのかがわからなくなってしまったことが原因なんです。
そのため、キーワードが見える状態になっている2位以下のキーワードはすべてYahooで検索されたユーザーのデータでした。
YahooJAPANもSSLでもうオーガニック検索のキーワードがほぼわからなくなる
YahooもGoogle同様SSL化すると発表されたためもうGoogleAnalyticsのオーガニック検索キーワードは(not provided)だらけになるでしょう。
もうキーワードが取得できるのはGoogleもYahooも使っていないユーザー。そう、Bingを使っているユーザーのキーワードだけになります。
えっ、Bingなんて知らない?(Microsoftが開発した検索エンジンなんです)
日本ではほとんどYahooとGoogleを使っている人がほとんどですから今後このシャアが第三者に奪われるなんてことはちょっと考えにくいですね。
でも、もう見れなくなるものは仕方がありません
アクセスがあったキーワードがわからないならアクセスがある前のキーワードを探せばいい
アクセスがあったキーワードはわかりませんが、Googleの検索結果にどんなキーワードで何回表示されて、何回クリックされたのかというデータは今後も見ることができます。
何回クリックされたかを見ればおおよそそのキーワードでどのくらいアクセスがあったのかを調べることも可能です。
それを教えてくれるのが、
「Googleウェブマスターツール」
改め、
「Search Console」
です。
なぜか、覚えにくく、分かりにくい名前に最近改名されました。
「Googleウェブマスターツール」改め、「Search Console」
Search Console(旧ウェブマスターツール)のマニアックな使い方については弊社のメルマガでマニュアルを配布していますので、そちらを参考にしていただければ良いのですが、今回の話はこの中の1つの機能、検索アナリティクスの活用についてです。
検索アナリティクスとは自社のホームページがどんなキーワードで検索されてそれが掲載順位でどのくらい表示され何回クリックされているのかがわかるものです。
掲載順位をわかっちゃう
下の図を見ていただくと、なんと弊社のサイトが「アツメキ」というキーワードで見事、掲載順位1位を獲得しています!!
これは弊社のSEOのノウハウを持ってすれば容易いことです。
今、治療院さんの中で院名で探しても1位に表示されなくて困っている方は治療院の名前を
「パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ治療院」に改名してもらえればきっと検索1位を獲得できると思います。
話が反れましたがこの検索アナリティクスを見ればGoogleAnalyticsのオーガニック検索キーワードが完全に見れなくなったとしても自社のサイトがどんなキーワードでアクセスされているか検討をつけることができます。
確認するときは必ず
- クリック数
- 表示回数
- 掲載順位
は最低限チェックをいれて確認してください。
さまようユーザーが見つかった
さらにこの検索アナリティクスには「さまようユーザー」を見つける機能があります。
「どうやったら成果のでるホームページが制作できますか?」
というキーワード発見。
すごい素直なキーワードですね。直球勝負ですね。
嫌いじゃないです。
でも、過去にこんな内容の記事を書いた覚えはないのになんで5.3位に表示されているんだろうとおもって、そのキーワードでの検索結果をみてみました。
このアイコン押したら検索結果の画面に飛べます。
すると、なぜか現在3位(2015年8月現在)で表示されていました。
でも、「どうやったら成果のでるホームページが制作できますか?」って検索している人に
「整骨院・整体院ホームページ制作」どやっ!!
って言われても困りますよね。
この検索ユーザーは絶対弊社のサイトをクリックしないと思います。
折角、検索もされていて上位にも表示されているのに、、、
しかも、その検索結果に出てくる他のサイトを見てみましたが、この検索ユーザーの心をえぐりとるような内容のページがありませんでした。
きっとこのユーザーはこの検索結果と表示されたページの内容を見て愕然としたでしょう。
「わたしが求めている答えがない!」と
そこで、もし弊社が「どうやったら成果のでるホームページが制作できますか?」という直球に対して、強烈なピッチャー返しのような記事を公開したらどうなるか想像してみてください。
きっと今、ここでさまよっているユーザーはそのページに誘導できるでしょう。
これで次の記事のネタが決まりました。誰か知りませんが「どうやったら成果のでるホームページが制作できますか?」の人ありがとうございます。
まとめ
今後、GoogleAnalyticsに限らず、アクセス解析ソフトでオーガニック検索のキーワードを分析することは難しくなってきます。とはいえばGoogleはそれも考えてSearch Consoleというツールに「検索アナリティクス」という機能を作ったのだとおもいます。
もともとこの「検索アナリティクス」という機能は「検索クエリ」という名前で提供されていました。
アナリティクスという言葉に変えたのもこれでしっかり分析してねっていうGoogleからのメッセージかもしれませんね。