弊社のホームページには「たくさん仕事は受けられませんよ!」と書いてます。
利益を追求する組織なのに仕事たくさん受けなくてどうするの?とか、何それ?やる気あるの?とか、よくよく考えると思っちゃいますよね。
…じゃあ消せよと言われそうですが、これ実は真っ当な理由があるんです。それっぽいことはトップページ書いてますが、ちょっと掘り下げて説明します。
院長先生から聞く制作業者への不満
弊社も万全の注意を払っておりますが、どうしても不満はでてしまいます。ですから、人のことは言えないのは前提でお話しますね。
おかげ様で弊社にホームページ制作やリニューアルの依頼をたくさんいただいておりますが、リニューアルの対象となるサイトの中には業者さんが作ったであろうきれいなサイトもよくあります。
※「失敗しないホームページ制作業者の選び方はこの6つだけ抑えておけばいい」
で上げたような業者さんではありません。きちんと実績のある業者さんです。
そのサイトのリニューアルの依頼を受ける際、「なぜ今の業者さんに依頼されないのですか?」と聞くと、大体この3つの理由を聞きます。
- 成果が不調なのに、何も提案がない
- 忙しそうで何となく相談しづらい
- 何か要望を出すたびにお金の話を都度される
実績のある業者さんがなぜこういう状態になるのかというと、これも3つの原因があるんです。もしかしたら先生にも思い当たるフシがあるんじゃないでしょうか。
プレイヤーだった経営者が劇的に忙しくなる
プレイヤー兼経営者の業者で、依頼が多いということはそれだけ優秀な証拠です。
また、治療院特化型の業者はなかなかいませんから、ドンドコ仕事が舞い込んできます。そりゃ誰しも優秀な方に仕事をお願いしたいですもんね。
そして、必然的に忙しくなり徐々に今までのように対応できなくなり、焦り出します。そうなると、提案も段々できなくなるし、気軽に電話やメールでサクッと相談もできなくなってきます。
しかし、経営者たるもの売上をもっと上げていきたいという思いは強いわけです。
そこで対応面をケアしながら、より売上を上げていくためには規模を拡大する必要がありますから、スタッフ雇用という手段に出ます。
組織化して対応はしてくれるが、スタッフ対応が悪くサービスの質が落ちた
制作物を作るのは得意でも、顧客対応が出来ない人・施策のプランニングが出来ない人は結構います。
ですから、例えば相談しようと思って先生が業者に電話しても、どこかこちらの言うことを一方的に聞くだけで、提案とかがあまりない…、相談の意図を知るためのヒアリングがあまりない…というケースが見られます。
もちろん少しはヒアリングしてくれるけど、そのヒアリングは費用がどれくらいかかるのかの情報収集であることが多いのではないかと思います。
でも、これは本当に難しい問題ですよね。業種は問わず経営者なら直面する問題かと思います。整体・整骨院さんなら、治療が出来ても対応が苦手な人や正しい治療計画を立てられない人という感じでしょうか。
当然これを乗り越えるために、色んな対策を業者さんも打っていきます。それが社内での情報共有とマニュアルの徹底です。だれでも一定の質のサービスを提供するための施策です。
色んなことがマニュアル化されて、融通聞いてくれなくなった
100%満足はしてないけど、許容できる範囲のサービスを提供してくれるようになった、なったけど何か融通聞いてくれない…対応が悪い…という話もよく聞きます。
分かりやすい例は「何を依頼してもすぐお金の話される」となどですが、サービスを提供する上でお金を頂くのは当然の話で、問題はお金をもらうもらわないの話ではなく、「お金の話が際立っている」ということです。
スタッフはきちんと確認するために、お金の話をポイントごとに挟んでいきますが、それが先生側にはお金の話ばっかりと捉えられたのでしょう。
マニュアルでは「伝えるべきこと」は徹底できても「伝える具体的なタイミング」までは徹底することが難しいですから、スタッフ間でムラが出てしまいます。
だから、どこまで行っても自社のサービスが属人化してしまい、ある先生はサービスが悪いと言えば別の先生はそんなこと無いよという状態になります。
一定の評価はされつつも、悪評もあるという状態です。
アツメキはクライアント満足度を優先しながら利益を追求していきます
おかげさまで弊社も業務が多く、毎日がバタバタの連続です。気を張っておかないと、ついつい頂いているメールの返信や相談内容のレスを忘れてしまいがちです。
人手不足といっても過言ではない状態ですが、上記のような他の業者さんの経緯がありますから、規模拡大のため増員という判断はなかなかできません。
もうお察しの通り、それをやるとサービスの質が落ちます。弊社は治療院さんの集客を支援するミッションを持った会社ですから、それを提供できないという自体になるともう目も当てられません。
ですから、今は新規の方からの依頼をいくつかをお受けして、いくつかをお断りしながら、社内のリソースを調整して進めています。
全ては「アツメキに頼んでホンマによかったー!」と「ずっと思って頂けるように」するためです。綺麗事ではなく、そう思って頂かないと僕らもストレスがたまります。良いサービスを提供して、ありがとうと言って頂く、これを継続したいんです。
嬉しい事に、最近ではかなり儲かっておられるクライアントさんがたくさん出てきました。でも弊社はかなりと言えるほどは儲かっておりません。
最近の僕らの口癖は「クライアントさんは儲かってるけど、僕らはあんまり儲かってない」です。
先生、儲かったら僕らを週一で高級寿司に連れてって下さい。