初めに言っておきたいですが、治療院さんのブログが面白くないという意味ではありません。治療家さんを全員敵に回してまでこの記事が書きたいとか無いですからね…。
それにしてもトゲのあるタイトルですが、実際に見ている人は「おもんね」と思ってページを閉じてる訳ではなく、
「ここには自分のほしい情報はなさそうやね」
と瞬間的に考えてるわけです。先生もそういう体験ないですか?
お悩み解決型の記事は最初のツカミですべてが決まるんです
治療院さんのブログはパーソナルな事も書かれていますが、アクセスが集まりやすいのは症状を解決する系の記事ですから、弊社でも解決系のブログ記事を書いていただくのをおすすめしています。
内容が優れた記事は本当に有益で、僕も何度かストレッチ系の記事でカラダをケアしたことあり、結構効果があって驚きました。
ですが、その逆もあるんです。
実は僕、長年の頭痛持ちで、お酒を少し飲み過ぎた場合は体外頭痛に苦しむのですが、こないだも同じことが起きた時に「この辛さは何とかしたいぞ…」と思い、必死こいて「治す方法」を検索しました。「頭痛 お酒 解消」とかで。
ほしい情報がありそうなタイトルがついたページはいくつかありましたが、冒頭文(一番始めの文章)を見ると、
「お酒による頭痛を回避する方法は、酒の量をコントロールすることで…」
とありました。
それが出来たら頭痛にならんでしょ!!コントロールできなかったから
こうなったんやん!!もうっっ。
と心のなかで絶叫し、余計に頭が痛くなりました。(解消させて下さい、マジで)
「あ、ここには情報ないんやな」と判断し、別のページを探すと解決策があったので、何とか難を逃れたわけですけどね。
見てる人の気持ちがこれっぽっちも分かってない
どういう検索ワードを想定するのかはさておき、記事を書く時は「どういう人に向けて書くのか」を想定していないと、誰にも刺さらない内容になります。結局自分の言いたいことだけ言って終わりみたいな感じになるんですよ。
もちろん、伝えたい内容というのは有ると思います。
しかしニーズを汲み取れていなければ、それは自己満足に終わります。
そんな記事を貴重な時間をさいて書いて、何の意味があるんでしょうか?
集客を意識してブログを書いてるならなおさらです。
「記事を書く練習中やからほっといてくれ」という方もいると思いますが、練習するなら「具体的にどんな人がどういう状況で悩んでるのか」を想定して書くことをオススメします、ホントに。
内容が薄い(=言葉足らず、情報が少ない)
冒頭文以外にも、言葉足らずで説明が意味不明、なおかつ「もっと説明することあるんじゃないですか?」と感じてしまうぐらい本文の情報が少ない記事もよくあります。
何故こうなってしまうのかというと、「これぐらい説明しなくても分かるやろ」と書いてる人が勝手に思っているからです。
治療家の先生は体の事に詳しいです。ですが見ている人は素人がほとんどですし、そういう方に向けて記事を書いてるわけですから、その辺はきちんと配慮すべきですよ。
極端な例ですが、
「腰痛の原因はストレスだから、ストレスを解消することがお勧めです!」
「ストレスを解消する方法は ○○する・○○をする などがあります」
「カラダに無理させないことが腰痛改善への近道ですよ」
という文があったとしましょう。さらに、この文章を「腰痛 原因」で検索している人が見ていたとします。
そして
「最近残業が多かったせいで座りっぱなしで腰がよく痛む。しばらくしたらマシになるけど、痛む頻度が増えてきたので、根本的な原因をしりたい」
こういう悩みを持っていたとしましょう。
果たしてこの文章でこの人の悩みを解決できるのかと言われれば、おそらく解決できません。
なぜかというと、腰痛の原因はストレスって言ってるけど、なぜストレスが原因になるかを説明していないからです。(端的に言えばですよ)
原因をきちんと調べたい人はこの内容では納得しないですよね?ストレスが腰痛の原因だ!というなら、しっかり因果関係を知りたいはずです。
患者さんに丁寧に説明してあげるのと同じように書いて下さい
実際の問診や検査・施術では、きちんと説明されてると思います。それをブログでも同じようにやっていただければいいのです。
文章に起こすのが苦手…という人は、一度書く内容を口頭で喋ってみて下さい。意外とスルスルと出てくるものですよ。
そして、出来上がった文章は一度読み上げていただくことも大事です。案外辻褄があってなかったり、物足りなかったりするものです。
まとめますと、
- 検索する人の気持ちを妄想でもいいのでイメージする
- 検索する人は素人で丁寧に説明しないとわからないと思っておく
- 患者さんに説明するかのように書く
- 文章が苦手な人は、一度声にして見る
- 出来上がった文章は必ず読み上げる
こんな感じですので、ぜひ参考にしてみてください。
…こんなこと書いてたら、この記事が面白いのかどうなのか不安になってきました。まぁ…知ってる人には面白くない記事ですね、ええ。(言い訳)